子どもたちのためのコロナウイルス対策

【はじめに】子どもたちの場合も成人と同様に、通常の上気道炎(風邪)や胃腸炎が中心で、無症状のこともあります。乳児では重症化することもありますが、一般には軽症です。感染源は大人の人から、特に家庭での感染です。感染の予防も大切ですが、乳幼児や小児では、感染に対する恐怖やそれに起因する差別意識が生まれ易いことです。

【予防対策】感染の予防には、手洗い、幼児からはマスクも大切ですが、遊びの空間での換気や密集にも気を配りましょう。使った遊具や文具などの清拭も大切ですが、そのあとの手洗を忘れずに。また、マスクかぶれや手指消毒による手のかぶれ予防としてのスキンケアも必要です。

【精神的サポートが大切】大人の方でも自粛生活でストレスが溜り、精神的に不安定になりがちです。子どもたちにとっても、生活の変化や日々繰り返されるニュース報道が、恐ろしい体験となり、そのことで不安になり、不眠や赤ちゃんがえりなど様々な身体症状を呈することになります。ご家族の方が、『世界のみんながワクチンや治療薬を作っているから大丈夫だよ』などと不安を取り除いてあげることも必要です。また、家族で不安や苛立ちについて話し合うことも大切です。
 感染症は差別を生むきっかけになります。子どもたちの前で病気の人への共感や支援の態度を示すと、 子どもは保護者の態度を見て学びます。

【制限のある生活の中で心がけたいこと】

    規則正しい生活(日課や習慣)を保つ。

    子どもたちの話をよく聞く。

    体操など体を動かす工夫をする。

    子どもたちへの肯定的なコミュニケーションを心がける。今こそほめて育てる。